■区別が判りにくい用語
パソコンの用語の中には,よく使われるがなかなか判りにくい用語があります。なんとなく,判っていても,いざ説明しようとしますと,十分説明できないことがあります。また,なんとなく使っているだけで,意味はよく判らない,と云うものもあります。ここでは,単に用語の説明ではなく,区別して判りやすく説明してみます。
アナログテレビがデジタルテレビに変わる,普通の電話回線はアナログ回線だが,ISDNはデジタル回線である,など対称的な表現で用いられる。この“アナログ”と“デジタル”の違いとは何か?
アナログとは,連続的に変化する物理量を表すもので,電圧や電流などがある範囲にあるものを云う。
これに対してデジタルとは,断続的に切り出した物理量を表し,コンピュータでは2進数が用いられ,デジタル信号として扱う。
もっと判りやすく云えば,すべり台の階段部分が“デジタル”で,すべる部分が“アナログ”と考えてもらえば判りやすい。つまり,すべる部分は連続的で,任意の位置が選べる。これに対して階段部分は,区分された段数のどれかの位置を選ぶことになり,2段目と3段目の間などと云った部分を選ぶことができない。このように,アナログとデジタルを連続的か,不連続かで区分してもよい。
なぜ,アナログからデジタルに進化しているか? これは,アナログであれば,例えばスピードを上げたり,精度を上げたりしようとすると,高精度な部品や,とてつもない開発が難しい部品を作らないと実現しない。それに対して,デジタルでは,“0”と“1”の繰り返しなので,スピードを上げるには回数を速くする,即ち周波数を上げることで実現する。また,精度は分解する能力を上げることで実現できる。特に,デジタルはソフトウエアが使えることが大きな特徴である。
パソコンのデータは2進数(“0”か“1”)で表されています。
ビット(bit)とは,この2進数のデータの1桁の単位を云い,最小単位です。
16ビット,或いは32ビットのCPUなどCPUの取り扱う単位を示したり,文字などを認識するのに,英文字は7ビットデータであるのに,日本語は8ビットデータを扱っている,などとして用いられています。
バイト(byte)とは,このビット8個を1組として1バイトと呼び,データ容量の基本単位を示します。
メモリ容量をフロッピーディスクであれば,1.44MB(メガバイト)などと云いますが,その他,ハードディスク,CD-ROM,CD-R,DVD-RAMなど記憶装置の容量は全て,このバイト単位で示されています。
両者の単位はよく使われますので,区分けしておかないと,おおきな勘違いにつながります。
つまり,1バイト=8ビット と覚えてください。
▼インターネット(Internet)と電子メール(Mail)
インターネットと電子メールも同じもののようで,区別が付きにくいようですが,全く仕組みは違います。但し,同じ回線を使ってデータのやり取りをしますので,連携して使えるようになっています。
インターネットを使うためには,インターネット閲覧ソフト(ブラウザ)が必要で,一般的なものい,IE(インターネット・エクスプローラ)やNetscape(ネットスケープ)などがあります。
一方,電子メールを使うためには,電子メール用ソフトが必要です。最近では,マイクロソフトのOSに付いてくるOutlook Expressが最もポピュラーで,殆どの人がこのソフトを知らず知らずのうちに使っています。
詳細を知りたい方は,インターネットの仕組み,又は電子メールの仕組みを読んでください。
これもインターネットと電子メールに関するもので,存在する場所を示すものです。
URLとは,インターネット上のホームページのアドレスです。(Uniform Resource locators)
メールアドレスとは,電子メール上のアドレスです。
▼ダウンロード(Download)とインストール(Install)
パソコンでデータを転送するときに使う言葉で,よく使います。
ダウンロードとは,ホスト・コンピュータやインターネット上のウェブ・サイトから通信を介して,目的のファイルを自分のパソコンに取り込むことを云います。一般に,上位のパソコンから,下位のパソコンへデータを転送することを云います。反対語はアップロードです。
インストールとは,ソフトウェアをパソコンで使えるようにするために,CD-ROMやフロッピーなどから,パソコンの中へ(ハードディスクへ)取り込むことを云います。インストールの具体的なやり方は,「パソコンに楽しみ方」の「新しいソフトをインストールする」を参照下さい。
最近ではインターネットが盛んになるにつれ,やり取りされるデータが大きくなってきています。通常の電話回線では,数100KBの画像データでも結構取り込むのに時間がかかります。また,ブロードバンドと云われ映像まで通信できる時代がやってきており,通信のスピードがどんどん速くなってきています。通信の方式にいろいろなものがあります。
ISDN(アイ・エス・ディー・エヌ Integrated Services Digital Network)とは,日本独自の高速データ通信サービスのことで,一般電話のアナログ回線から,デジタル回線に切り替える必要があります。NTTに申し込みをして工事をしてもらう必要があります。パソコンで通信するためには,モデムが必要ですが,ISDNでは,DSU(Digital Signal Unit)とTA(Terminal Adopter)が必要になります。(DSUを内蔵した,TAもあります)DSUはINSネットのインターフェースで125μ秒ごとにフレーム送受信をするものですし,TAは電話機で通話するアナログ・デジタル変換やフレームの組立,分解をするものです。
INSネットでは,64kbpsのデジタル通信ができますし,2回線が同時に使用できます。(電話とインターネットが同時にできます。)
ADSL(エー・ディー・エス・エル Asymmetric Digital Subscriber Line)とは,最近人気のある通信方式で,ISDNと違ってアナログ回線で使用します。NTT局からは専用回線や地域IP網など特別な回線でインターネットにつながります。ADSLでは,専用のADSLモデムとスプリッターが必要です。ADSLは,高い周波数のデータ信号と音声信号を同時に流す技術で,スプリッターは,このデータ信号と音声信号の分離に使います。これもISDN同様,電話とインターネットが同時に使えます。ただし,アナログ回線なのでISDN回線では使えません。
ADSLは収容局から遠くなると通信速度が落ちる,或いはADSLが十分使えない地域があるので,切り替えにはNTTに十分相談した上の方がよい。通信速度は,1.5Mbps〜8Mbpsと速く,大きな画像データでも快適に取り込みができる。
▼モデム(Modem)とターミナルアダプタ(Terminal Adopter)
パソコンをインターネットなどネットワークにつないでデータ通信する場合に必要なもので,
モデム(Modem)とは,電話回線(アナログ回線)に用いる装置です。パソコン内で使われるデータはデジタル信号ですので,これをそのままアナログ回線を通じて送信ができません。そこで,パソコン内のデジタル信号をモデムでアナログ信号に変調し,通信回線を通じて信号を送り出します。また,変調されたアナログ信号を受信しますと,モデム内でデジタル信号に復調してパソコンに取り込みます。この変調(MOdulate)と復調(DE-Modulate)の頭文字からモデム(Modem)と云われています。
ターミナルアダプタ(Terminal Adopter)とは,従来のアナログ回線で利用してきた電話機,FAX,モデム,パソコンなどを接続するための機器で,パソコンに接続するデータポートの他に,電話やFAXを接続するアナログポートを備えている。ISDNで使うDSU(デジタル回線接続装置)を内蔵したものもある。パソコンとの接続はデータポートで行われるため,デジタル信号でのやり取りとなり,上記のモデムは不要である。(但し,電話のアナログポートをパソコンで使うときは,間にモデムを入れる必要がある)
写真など画像のファイルを作ったり,もらったりすることがありますが,同じ画像なのに,ファイルが1桁も違うほど大きいことがあります。これはどんな違いがあるのでしょうか?
文字もそうですが,画像は小さなドットの集合体です。従って,写真など画像は,ドット数で示されます。(150×100など;これは横×縦のドット数を示しています。)
BMP:ビットマップ
画像をドット単位でとらえビットマップデータのファイルをつくる。各ドットがR,G,Bの8ビットのデータで表されるので,ファイルの大きさ(KB)=ドット数×3となる。
JPEG:ジェーペグ(Joint Photographic Experts Group)
画像を圧縮させるファイル形式で最もポピュラー。圧縮度合いで,ファイルの大きさと解像度が変わる。JPEGの画像を再度,圧縮すると(jpgのデータを再度jpgデータにする)画像が,ゆがんでしまう。
GIF:ジフ(Graphics Interchange Format)
米コンピューサーブが開発したインターネットでは,JPEGと並んで最もポピュラーな画像保存形式。JPEGに比べ,圧縮率は低いが,イラストなどべた塗りの画像データに適している。
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